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自分を書く

「ノート君、私は君を擬人化して書くつもりだ。ある時は君に、君を失うような事を言うかも知れない。また、ある日は君に八つ当たりするかも、そして、君をバラバラに破くかも知れない……。
 しかし、私は君との世界を確立する積もりだ。何日も君を見なくとも、何ヶ月も君を手放しても、私は君に会いたくなり、そして、帰って行く筈だ。君の元へ…。
だから君は私を忘れないで欲しいんだ。いつの日も、何時の時も。」

                        永山 則夫『無知の涙』

新潮社編集者の佐藤誠一郎氏の、
“自分を書くということ、日記を手記”という記念講演を聞いた。
(これは【ざぶん賞】の表彰式の講演だったのだけど。。)
 →ざぶん賞についてはコチラ
 http://www.zabun.jp/

上記の文はその講演の資料。
自分を書くと言うことはどういうことか…と言うことについてイロイロな作家の作品を紹介しながら話してくれた。
ざぶん賞の受賞者は小中学生なので、講演は判りやすくてとても面白かった。

ちなみに、永山 則夫氏は極貧の中で育って四人を殺害し19歳と10ヶ月で逮捕された。この『無知の涙』は獄中の中で書かれたもので、永山則夫は学歴も低く…獄中で文字をおぼえて小説を書き始めたのだそう。

佐藤氏は言う。
「人を殺して反省しているという文章はないけれど…猛反省している。自己探求の書であり、下手だけどとてもリアルで迫って来るものがあるんです。」

「架空の他者をつかっているのだけど、誰かに向かって語るということで自分の考えを整理して自分と向き合っているんですよ。」

「自分と向き合う為に他者が必要。」

「文学と言うのは他人の為にあるのではなく自分と向き合う為にあるんです。
他人に語りかける文章であっても他人を意識してないのがよい。」


とても興味深い講演で時間が経つのがあっという間で終わるのが惜しいくらいだった。


ところで、自分のことについて書くというのは
現代社会はネット上にブログや日記を書けるので、とても良い機会に恵まれていると思う。


他者が読むと言うことを意識して書く。
だけど、他人を意識して書いても媚びない…
あくまで自分自身と向き合う。

人は考えを言葉で考える。
キチンと考える為にはキチンと自分の考えを表現することは大切な事だと思う。


まぁ、私の場合…
いつも話題がアチコチにとんでまとまりのナイ徒然とした日記なのだけど。
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桑水流みき

Author:桑水流みき
桑水流(くわずる)みき
鹿児島出身。福岡県在住。

独特の弧や曲線の美と平面による再構成に精神世界(Spiritual World)を織り込んだ絵画的表現で純粋芸術(FIne Art)を追求しています。

1994~1999年アメリカの大学と美大(MC&MICA)にて絵画 (Fine Art)を専攻。帰国後、日洋展(2003年~)と2006年以降、福岡、東京、鹿児島、長崎、熊本にて百貨店・画廊にて個展中心に活動中。(大丸福岡天神店,山形屋,鶴屋,長崎大丸など)日洋会会員。福岡文化連盟会員。2015年/4月 山形屋(鹿児島)で個展予定。


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