女流画家の雑記帳

何のために描くか

千住博さんの「絵を描く悦び」と言う本の中に
幾度となく私に問いかけてくる言葉。

画家になるのに必要なこと…

先ずはなによりも絵が好きと言う事。
でも、絵が好きなだけなら絵を描いて押し入れにでも片付けて置けばいい。
絵が上手い下手は関係ない。
下手なら技法的に努力して行くと言う事も可能。

大切なのは、何をつたえるか。
伝えたい心を持って居るか。


このことは、何のために絵を描くのか。と言う根底に繋がる事だと思う。
(ちなみに、この本は美大生や絵を描く人には面白い本だと思う。)


私は何のために絵を描くのだろうと自問自答したとき…
私は一欠片の迷いもない。

生きている証を残す事で他人の役に立ちたいと言う事。

生き様を残すと言う事は…
私の感性、感じているもの、美意識…私自身と言うフィルターを通して見て感じている世界をキャンバスに刻み付けていくこと。

美しいと感じるもの(こと)
嬉しいと感じるもの(こと)
幸せだと感じるもの(こと)
生きる喜び…
そして生きている私(あなた)

私の中には常に死を意識している自分が居て…
(自殺したいと言う事ではない)
私の躯がこの世に存在しなくなっても…
私自身の存在を遺したいと言う使命感がある。
(不思議とこの使命感が物心ついた子どもの頃から在るのだけど…)

医者が病気や怪我から人々の命を救う様に…
絵画が心の支えや生きる気力に繋がって欲しいと思う。

美しいものを見て感動したり心動かされることは人にとって必要な物だと思うから…。

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