Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kuw0703.blog102.fc2.com/tb.php/1631-be4e5618

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

医療と絵画

子どもの頃から絵を描くのは常に好きだった。
高校生の頃、美術部だった私に教師は美大に行く事を薦めてきた。
その頃、画家になるという選択肢はなく、“美術の先生は就職が難しそうだし…”と言うことで絵は趣味として描いて行けば良いと思って、母が看護師だった事もあり医療系(臨床検査技師)に進んだ。
臨床検査技師とは、病院などで血液や尿の検査をしたり心電図やエコーをとったりする仕事。
私は卒業後、製薬会社を経て赤十字血液センターで3年程勤務した。

その後、渡米し、絵画とめぐり逢い衝撃を受けて画家を志すのだけど…
私が医療職を経て画家になったことは、振り返ってみると大きな意義があったのだろうと思う。

先日、南日本新聞にも取り上げて貰ったのだけど、5年前の山形屋の個展で寝たきりだという女性の旦那さんが来て、テレビで観た私の「薔薇園」を見たいと言っている、と…。最終日の後2時間で閉場する状況だったのと個展にも慣れて居なかった私は気転が利かず、スタッフに相談する事もなくその方を帰してしまった。

絵画を鑑賞するということ…
鑑賞する方には色々な立場の方が居ると言うこと。

改めて考えさせられた。

それから、色々な経験を経て2年後の一昨年…
私は“患者の家族”になった。
夫が胃に腫瘍が出来て手術をする事になり久留米大学病院に入院した。
(幸い腫瘍は良性で、夫は今も元気に日々を過ごしている。)

家族が病気になる。
大きな手術をする。
もしかしたら、トンデモナイ病気かも知れない。
不安でいっぱいな気持ち。。
大学病院には、寄贈された絵がいっぱい飾られている。

患者の家族にならないと気付かなかったのだけれど…

目に入って来て不安になったり苦しくなったりする絵画があった。
観ないように、その絵の前では背中を向いて不自然な動きで通り過ぎる作品もあった。
元気だったら美しい絵画であっても、描かれているモノがものすごく不吉に感じるモノもあった。
(もしも、夫が亡くなったら…)そんな思いを掻き立てられて泣きそうになった作品。

自分が患者の家族になってみて…
「夫が元気になったら、弱ってる人をも励ます作品を描きたい!」
心からそう思った。。

芸術性を追求し絵画の力を信じて愛を込めて。。
癒しの力は絵画には在る。

さらに、それ以前…「絵画とはなにか?芸術とはなにか?」と模索していた時期、私は「これが私の芸術だ」と言う答えとも言えるエーリヒ・フロムの言葉と出会った。

愛すると言う事は自分のなかに息づいている自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど、あらゆる表現を他人に与えること。自分の生命を与える事によって、他人を豊かにし、自分自身の生命感を高める事によって他人の生命感を高める。貰うために与えるのではない。与える事自体が喜びである。しかし、与える事によって、必ず他人の中に何かが生まれ、その生まれたものは自分にはね返って来る。エーリヒ・フロム(Erich Fromm)


私にとって芸術を創造すると言う事は、愛するということ…
愛する人(鑑賞者)への想いであるのであれば、愛する人を癒す作品を描きたい。。


母に抱かれホッと安心できるような…
見る人の心をやわらかくし、喜びを増幅させる
そんなエネルギーを発する絵画であって欲しいと願う。


今回、大分トキハ百貨店の展覧会ではM6(41.0×31.8cm)の作品を展示予定です。
 薔薇園 M6↓
2015薔薇園




朝倉医師会病院より、“待ち時間が長くイライラしている患者様の心を少しでも癒せる作品を…”というリクエストがあり、「薔薇園」の20号(72.7×60.6cm)の作品が受付に飾られています。
o0640048012211130799.jpg

奥の受付の作品「薔薇園」
手前の母子の作品「生きることの意義」





スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kuw0703.blog102.fc2.com/tb.php/1631-be4e5618

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

profile

桑水流みき

Author:桑水流みき
桑水流(くわずる)みき
鹿児島出身。福岡県在住。

独特の弧や曲線の美と平面による再構成に精神世界(Spiritual World)を織り込んだ絵画的表現で純粋芸術(FIne Art)を追求しています。

1994~1999年アメリカの大学と美大(MC&MICA)にて絵画 (Fine Art)を専攻。帰国後、日洋展(2003年~)と2006年以降、福岡、東京、鹿児島、長崎、熊本にて百貨店・画廊にて個展中心に活動中。(大丸福岡天神店,山形屋,鶴屋,長崎大丸など)日洋会会員。福岡文化連盟会員。2015年/4月 山形屋(鹿児島)で個展予定。


☆HPはhttp://www.kuwazuru.com
Facebookの公式ページ
mixiも気楽にどーぞ♪
Twitterでもつぶやいています。


講演会やお仕事依頼等の問い合わせはブログのコメント(管理者だけ表示をチェックして下さると非公開です♪)をお気軽にご利用ください。

calendar

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

monthly archives

track back

log


にほんブログ村 美術ブログへ

QR code

QRコード
Miki's brog

search

connter

since February 11 2008
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。