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前衛と保守

私は日本の美術系雑誌とアメリカの美術系雑誌を読んでいるけれど…
日本の雑誌で【現代アート】で取り上げる作品は奇抜化してる気がしてならない。
感覚的な作品を『これがアートだ!』みたいな感じで取り上げてあって、大衆が「アートって難しいなぁ。」と理解不能に陥る…的な感じの…。

芸術の「感覚」は大切なモノだけど…
感覚だけに頼っている作品は、落とし穴もあると思う。

奇抜で奇異なものを目指して「新しい!」と思って居ても…結局はいつの時代も表面的な感覚や奇抜なアイディアを発表した作品と言うのは飽きられる。


歴史は繰り返されると言えば、ひと昔前、1950年代に東京都美術館で「アンデパンダン展」と言う無審査出品制の美術展覧会があったらしい。ネオダダだの言われる若いアバンギャルドで野心的な作家達がこぞって参加したらしいけれど…女性性器の特大アップ写真を並べてみたり、ウサギの死体を床に並べて作者が毎日そこにオシッコをかけて腐って行く過程を展示すると言う『作品』もあったり…と言う事で、トラブルが相次ぎ、1964年に突然中止になったらしい。

私自身も20代の頃までは「他人がしない様な事をしたらいいのではないだろうか?」と過激な構図の作品を考える事も在った。
例えば…(もにょもにょ←口ごもる)
今考えると、とても青臭くて恥ずかしいので割愛するけれど。

今は【ありふれたモノを普通に描く】コトでも良いじゃないか、と思っている。
自分自身が母になったせいなのか…
奇抜さで目を惹くよりも、ホッとするような…
心の琴線に触れるような他人を深く癒せるような絵画の世界を創りあげて行きたいと思う。

私は空想画家ではないので抽象でもないし『具象を普通に描いている』と思う。

ただ、まぁ、キュビズムを基礎とした自分なりの再構成であるので…
「具象」と言うと「え?」と言う人も居るけれど…
私はまったく前衛的でもないし新しくもない。
むしろ保守的で伝統的な古いタイプの絵だと思うんですよね。
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桑水流みき

Author:桑水流みき
桑水流(くわずる)みき
鹿児島出身。福岡県在住。

独特の弧や曲線の美と平面による再構成に精神世界(Spiritual World)を織り込んだ絵画的表現で純粋芸術(FIne Art)を追求しています。

1994~1999年アメリカの大学と美大(MC&MICA)にて絵画 (Fine Art)を専攻。帰国後、日洋展(2003年~)と2006年以降、福岡、東京、鹿児島、長崎、熊本にて百貨店・画廊にて個展中心に活動中。(大丸福岡天神店,山形屋,鶴屋,長崎大丸など)日洋会会員。福岡文化連盟会員。2015年/4月 山形屋(鹿児島)で個展予定。


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