アメリカの美大に行って色々なコトを学んで居るうちに“画家になりたい”と思った。
思った一方で子どもを欲しいと思って…授かった。
乳飲み子を抱えて帰国して…
画家になりたいと思っても…
どうすれば画家になれるのか判らなかった。
知り合いになった女性に経歴を話すと…
「研究会にいらっしゃい。」と誘ってくれた。
それが、師匠の岡田征彦先生の研究会だった。
師匠はストイックなまでにプロの画家。
研究会に行き始めたころ、ベビーカーに赤ちゃんを寝かせて聴講していた。
師匠は私の名前をナカナカ覚えてくれなかった。
覚えてくれる様になったのは作品を持って来る様になってから。
後になってその頃の事を…
「変なコだなぁ…。絵は持って来ないし、でも真面目に参加するし…と思ったよ」
…と言っていた(笑)
環境か整って居なかったので(デッサンは描いても)油絵を描いていなかった。
懇親会や忘年会で飲み会になっても話すのは絵画のコト。
下ネタちっくな話をする男性は絵描きでも多いのだけど…
師匠はま〜ったくそういうコトが無い。
それに、教え子の指導に対しては…
おべっかやゴマスリなどは通じなく…
あくまでも“絵”でしか評価しない。
公募団体に所属すると派閥だのなんだの在るらしいのだけど…
あくまでも自分の弟子に対しても“絵”の指導しかせず、審査に関しては関与しない。
自分の弟子だろうが、特に推すこともなく他の審査員の評価に対しては他の審査員の評価に任せている。だから、私に対しても「僕は評価するけれど他の審査員は判らない…」と言う。でも、私はそういうストイックな所を尊敬している。
それに、と−っても勉強熱心。
師匠の持って居る本は真っ黒になるまで書き込まれて居るし…人一倍努力して勉強している。
「僕はねぇ…自分で(絵が)下手だなぁ…って思うんだよ。下手だから努力するんだよ」
…と言う。
さらに、教え子の活躍を心から喜んでくれる。
弟子や教え子が活躍すると潰そうとする指導者も居ると言う話を聞く中で師匠は個展の報告をすると本当に嬉しそうに「良かったよ。」と言ってくれる。
私だけではなく他の教え子に対しても良い絵を描くと「上手くなったなぁ」等々、とても嬉しそうに喜んでくれる。
「僕はね、ふたつの使命があるんだよ。ひとつは絵を描く事と、もうひとつは(弟子や教え子を)指導することだと思っているんだよ。」
「僕から学べる事があるうちは僕の教室に来て学んで行ってほしい。でも、僕から学ぶ事がなくなったら参加しなくていいし、実際にそういう生徒もいる。」と言っていた。
私は…この姿勢に指導者としても超一流だと思って居る。
私自身のスタイルが出来た事も…師匠に「先生のおかげです!」と言うと「僕はキッカケを与えただけだよ。キミの力だよ。」と。
公募展に出品することも個展をすることも、特に推された事もない。
師匠が自分から押し付ける事はないけれど…
相談すると親身になってアドバイスをくれる。
「僕は画家以外のコトはした事がない」
師匠は、画家としても芯が通った生き方をしている。
こういう師匠と出会えた事で、私が“純粋芸術”を志す大きなキッカケになったし…
「キミの目指す方向性で正しいんだよ。」と言う事が大きく後押しをして貰っています。
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下記の画像は…
ギャラリー杉野さんの取扱い作家さんでもある
松永丈司さん
の描いたトゥシューズです(=^-^=)

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松永丈司展
5月29日〜6月4日
東急百貨店たまぷらーざ店(今日より開催です☆ 東京近辺の方はぜひご覧下さい)
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