「緩和ケア病棟に飾る為の絵を描くんだよ。」と息子に話したら
「グリーンを使うといいんじゃない?ホッとするよ。」と言われました。。
自分でもそのつもりだったけれど、彼に言われて更に自信を持てました。
息子は男性の22人に1人と言われるマイノリティな色彩感覚をもつ子です。
世間的には、いわゆる“色弱”と呼ばれる色彩感覚なんですが…
私はこの言い方は好きではありません。
なぜなら、色彩は色相、彩度、明度によって構成されているのですが、色弱の場合は【色相】の感覚が遺伝的に鈍感なのですが…その分、【彩度】や【明度】には鋭敏になるようです。
なので、色弱の人には見えるけれど色弱じゃない人には見えないものもあるのです。。。
例えば、色盲テストは色弱の人には読めないけれど…
http://www.youtube.com/watch?v=g7Owkm2xjLI&feature=fvwp色弱の人にしか読めないものもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=FyMMi3xUAy4
息子がマイノリティな色彩感覚で色相が苦手だと知ったのは、彼が2歳か3歳頃だったと思います。
小さい子どもには色の名前を教えたりするのですが、彼は色の名前が苦手でした。。
その時に思い出したのが母の言葉。
「お父さんは色が苦手みたいよ。」と。。
それで、ピンと来て気付きました。
色弱は性染色体のX上で遺伝します。
女性はXX、男性はXY。
つまり、私の性染色体のヒトツのXがマイノリティな色彩感覚を持つため、1/2の確立で息子にはその色彩感覚が発現します。
初めて彼が独特の色覚だと知ったときはショックを受けました。
でも、今は彼の色覚がマイノリティなだけで、逆に優れている部分も在るということに気付いてからは特に気にしていません。それに、息子には他の人とは色の感じ方が違うという話はしました。
その時に返って来た言葉にホッとしました。
「で、僕はお医者さんにはなれるの?」
(色弱で成れない職業もあることも話しました。)
「お医者さんにはなれるよ。」
…と言うと、「じゃ、いいや。」でした。
(もちろん、「でも、お医者さんになるにはいっぱい勉強しなくちゃダメだよ」とは付け加えましたが。)
息子がマイノリティな色彩感覚だと気付いて以来…
絵を描くときの私の色彩に対する意識も変わり…
より深く、注意深くなりました。
息子のことが判る以前から色彩に対してはとても興味があるのですが…
それは私自身のことにも起因するのかもしれません。
私の性染色体のX染色体上のひとつが独特の色彩感覚を持っているのですが…
それとの関連性は判りませんが…私は共感覚があります。。
共感覚とは「音を聞くとその音に対して色が見える」とか「色のついていない文字に色を感じる」とか「味に形を感じる」などの『一つの知覚の刺激によって別の知覚が無意識に引き起こされる』感覚の総称を言うのですが…
私の場合は、音に対しての共感覚があります。
音楽を聴いた時に色のイメージが浮かびます。。
なので、絵を描くときはその絵のイメージに合ったBGMをかけています。。
それってどんな感じ?…と言われると言葉では説明し難いのですが…
Youtubeにあったのでひっぱってきました。。
下記は色聴を持つ専門学校生の方が、自分が感じる共感覚を表現したアート作品。。
http://www.youtube.com/watch?v=5SAwzjtD2mY&feature=player_embedded#at=100
“(私の描く絵の)色がキレイですね。独特ですよね。”と良く言われるのですが…
もしかしたら遺伝的な要因があるのかもしれません。